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アムウェイCA(クラウンアンバサダー)が強制解約された話

さて、今回もアムウェイビジネスの話である。

クラウンアンバサダーが強制解約となった(要は、ABOをクビになった)件は、まだABO界隈で尾を引いている。強制解約の理由が「大量買込からの横流し」、いわゆる不正流通であったことが多くのところで議論されているからだ。

この件については大体皆同じ意見で、「アムウェイビジネスは買い込みが必須。それ自体が悪で、儲からないから辞めろ」的な内容がほとんどだ。まぁ一般人やアンチが見たらそういう感想になるだろう。

だが、ガチのABOにとってそんな意見は十分織り込み済みで、知りたいのはそんな事ではない。「このような不正流通がなぜ発覚したのか。そして、この状況が続くと今後どうなるのか?」という点が知りたいのではないだろうか。

この疑問について、IT企業に勤める傍ら、長らく現役でABOを続けている私が考察しようと思う。

不正流通を理由に、アムウェイがABOをクビにするということ

まず、アムウェイ側がABOを強制解約する場合、解約理由の裏付けが必要となる。 CAレベルのABOをクビとするなら、ダイヤモンドマップを見ても分かるように、相当大きな影響が出ることが想像できるだろう。

いりもと 井利元

アムウェイ側が不正流通を理由に、このレベルのABOをクビにするというカードを切るためには、反論の余地がないような明確な証拠が必要となる。

ここから、考えられるシチュエーションを想像してみよう。

日本アムウェイ担当者と、疑いを向けられているABOのやり取り例(想像です)

アムウェイ担当者「・・・ところで、【ABOのビジネス環境を守りましょう】という、あなた方ABOに向けた当方からのお知らせは見ましたか?」

ABO「はい、もちろんです。不正流通についての案内と、アンケートもついてましたよね。」

アムウェイ担当者「そのアンケートを通じて、あなたが不正流通しているという連絡があったんですよ。」

ABO「いやいや、誰がそんなことを・・・。(確かアンケートでは、ABO番号の入力が必要だったよな)僕じゃなくて、その人がやってたんじゃないですか?」

アムウェイ担当者「お知らせにも書いてあるとおり、私たち側も不正流通を調査しているんですよ。特に、楽天やAmazonでは相当数の商品が販売されているので、販売されている商品を取り寄せて現品チェックしてるんですよ。現品を見れば、販売したABOの情報がある程度追跡できますので。

今回、楽天の××という店舗で購入した商品は、あなたが紐づいている商品でした。ひょっとして、これらの商品はあなたが買取業者に流したものではないですか?」

ABO「(・・・ヤバい流れだな。)全く身に覚えがないですね。」

アムウェイ担当者「今言った楽天の××という店舗だけでなく、同じく楽天の◆◆という別の店舗でも調査したんですよ。すると、そこでもあなたに紐づく商品が見つかりました。そして、××という店舗と◆◆という店舗を調べると、どちらも運営母体が同じ買取業者だったんですよ。屋号が違うので、表向きは別々の買取業者に見えますがね。」

ABO「・・・ちなみに、その買取業者の名前って?」

アムウェイ担当者「■■■■と、□□□□という買取店です。どちらも〇〇県で、古物商許可番号から調べれば、屋号が違っていても関係性が分かりますよ。」

ABO「・・・!(あの時の業者か、、、買取サービスサイトでは良さそうなことばかり言ってたけど、もっと突っ込んで調べておけばよかった。甘くみてたわ。これが身バレというやつか。)」

アムウェイ担当者「何か知ってそうな顔をしてますねぇ・・・。そういえば、あなたが大量にポイント獲得したタイミングと、楽天で売られていた商品からトレースできるタイミングが合いますが、偶然ですかね。

ちなみに、楽天の同じ店舗で売られていた他のアムウェイ商品も買ってみたのですが、ここで一緒に見てみましょうか。」

ABO「(これ、いろいろバレてるやつや!・・・もしかして、クビ?)ええーーーっと・・・」

といったように、言い逃れができない証拠をアムウェイ側が多数把握しており、発覚につながったのではないだろうか。

とはいえ、買い込み無しにはタイトルの獲得・維持は不可能

アムウェイビジネスでタイトルを獲得・維持するには、買い込みが不可欠だ。また、買い込んだ在庫をうまく処分しなければ、収支をプラスにはできない。収支のマイナスが続くと、遠からずビジネスから退場となるのは明白だ。

ビジネスを続けたいなら、身バレリスクを徹底的になくすべし。

私が何でこんな記事をわざわざ書いているかというと、買取店を調べずに、表面上の情報を見てリスクの高い店舗を安易に利用するABOが多いからである。

身バレリスクが高い店舗を使うと、上記のような身バレが増える。そうなると、当然アムウェイは監視を強めるだろう。

結果、現在買取店を使ってうまくビジネスを回しているABO達も、活動を縮小せざるを得なくなり、収入の維持が難しくなるのだ。

では、どのように買取店を選べばよいのか?それについて解説しよう。

知っておくべき。正しい買取店の選び方

買取店選びはアムウェイビジネスの生命線だ。ここをうまく使えるかどうかで、降格や身バレのリスクがかなり変わってくる。 どの買取店も、買い取った商品を再流通させることで利益を得ているが、最も重要なのは再流通先だ。

以下のチェックポイントを参考にしてほしい。

楽天・アマゾンで販売している店舗は絶対に避ける。自社運営の店舗で再流通している買取店を選ぶ。

MLM買取専門店かどうか?:トレーサビリティ(追跡)の対策ノウハウがある店舗を選ぶ。専門買取店と言いつつ、別でブランド買取しているような業者もあるので、注意。

長くMLMビジネスに関わった実績があるか?:追跡対策以外にも、メーカー側の動向を熟知したノウハウがあるかどうか。

古物商許可番号があるかどうか?:そもそもの法令を守っている店舗を選ぶ。

実際に問い合わせてみて、対応がしっかりしているか ?:単なる買取店ではなく、ABOをサポートする姿勢を見せてくれる店舗を選ぶ。

特にヤバい買取店舗の特徴

上記のチェック項目以外にも、信頼できる買取店を選ぶために、自分なりのチェック基準を決めておくと良いだろう。チェックの仕方に困ったら、コメントください(本業があるので、100%返信できるとは限らないです)。

ホームページ等でアピールが過剰な店舗は特にヤバいと思ったほうが良い。例えば、上記で紹介したチェック項目でも引っかかる店舗なので、どこの店舗とは言わないが、

・最近になって、ウェブ上でやたらと見かけるようになった。広告(スポンサーと書いているやつ)を見ると、「累計買取額〇〇〇億円突破」「毎月〇〇〇名以上利用」「どこよりも高い買取」「〇〇年以上トラブルゼロ」「リピーター9割以上」などの誇大表現で猛アピールしている。

・自分たちのホームページだけでなく、比較サイトなど別サイトを使って「買取最大手」や「どこよりも長い」など、触れまわったりしている(いわゆるアフィリエイトというやつですね)。

・買い取った商品は、楽天で堂々と売っている。

何故ヤバいかというと、上記のような店舗は監視側のターゲットにもなりやすいからだ。アムウェイ側からすると、「そんなに流通させている買取店舗ならば、真っ先に監視して取り締まらなければ!」となるでしょう?そんなお店に買い取ってもらうなんて、怖すぎてできないわ・・・。

また、この店舗が誇大表現や過剰な露出をする背景として、「このお店を使ってトラブルになったABOがクビ もしくは逃げていくから、無理をしてでもABOを引っ張ろうとしているのかな」と勘繰ってしまう。

Google検索などで「アムウェイ 買取 最大手」などで調べれば、すぐにヒットすると思うので、チェックしてみてほしい。買取店を良く知る古株のABOであれば、面白いほど誇大表現をしていることが分かると思う。

ちなみに、本当に信用できる買取店舗はごく僅かだが、存在する。長年ビジネスをやっていくうえで、何度も助けれらてきた。目立ちすぎるのをあえて避けて、過剰な演出が無いお店のほうが、安心ですよ・・・ホントに(このページをくまなく探せば、ヒントが見つかるかも)。

この先に起こることを予想してみる。うまく立ち回るABOにはチャンスが来るかも。

さて最後に、この流れが続いた先にどうなるか予想してみよう。うまくタイトル維持できずに撤退したり、身バレによる強制退場が今後も続くだろう。 ニュースでも出ているとおり、行政処分後のABO組数 15%減の46万8,000組、報酬取得組数も14%減であり、直近の減少率は特に高くなっている。

アムウェイ | 訪販ニュース ダイレクトセリング

この流れが続くと、再流通市場のアムウェイ商品は品薄になることが予想される。 一方で、アムウェイ商品は消費者に高いニーズがあるため、買取店はアムウェイの商品が欲しくてたまらないはずである。買取価格を引き上げてでも商品確保に努めるはずだ。

アムウェイ側が強い姿勢を出すほど品薄が加速し、買取価格が高騰してくる可能性がある。 特に、買取店が在庫確保に苦しい時ほど、我々ABOにとって良い条件を出してくるし、これは私の過去の経験からも間違いない。

37amway.hatenablog.com

つまり、身バレリスクが無い店舗を使えば、うまく生き残ることができ、より高価な買取によって利益も出しやすくなる。そもそも、どのMLMビジネスも、先行者利益が高いという運命なので、古株で生き残るほど利益が出やすいので、如何に生き残るかが重要だ。

まずはしっかりと確認を。

今、すでに買取店を利用しているABOの人は、今回の記事を参考に、相手をしっかり確認してほしい。また、買取店をこれから使おうとしている人は、安易に選ばずに、自分でしっかりチェックしたうえで、アプローチを取ってほしいところだ。