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サーフィン 時々 副業MLMリーマン

アムウェイビジネスは今後どうなる?日本撤退はあり得る?

まず私の自己紹介から。本業でIT会社に勤務する傍ら、副業でアムウェイのABOとして活動しているおっさんです。結構長いことアムウェイビジネスを続けており、ITの知識とMLM経験値を活かして現在の収支はプラス。これまで多くの屍が積まれてきたアムウェイビジネスにおいては、割とうまくやっている方だと思う。

これを言うと、「お前勧誘したいんやろ?」となりがちだが、この記事を使ってダウンを増やしたいとか、ポジショントークしたいとかそういうのではない。昨今の状況によって八方ふさがりになりつつあるABO達の参考になればと思ってのことなので、アンチの方や興味がない人はそっとページを閉じてください。

さて、最近とある調査で、アムウェイの日本撤退を気にしている人が一定数存在することが分かった。一部業務停止命令や大物ABOの強制解約など、業界を騒がせる事件が立て続けにあったことから、今後の日本におけるアムウェイビジネスがどうなるのか気になっているようだ。

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この記事では、それに対する私の予想と、ABO達が注意すべき点について解説していこうと思う。

まず結論から。日本市場からの撤退はあり得ない。

グローバルのMLMビジネス状況を見てみよう。以下はダイレクトセリング業界に特化した専門媒体である米国DSNが、今年の4月に発表した売上ランキングである(参考までに、どの国に本社があるかも記載している)。ここでわかるように、アムウェイがぶっちぎりの一位である。しかも、12年連続で1位をキープしているのだ。

1位:アムウェイ、米国 — 77億ドル
2位:Natura &Co、ブラジル — 53億ドル
3位:ハーバライフ・ニュートリション、米国 — 51億ドル
4位:eXp Realty、米国 — 43億ドル
5位:フォルヴェルク、ドイツ — 42億ドル
6位:PM-インターナショナル、ルクセンブルク — 30億3,000万ドル
7位:Utility Warehouse (UW)、英国 — 29 億 9000 万ドル
8位:コーウェイ、韓国 — 29億ドル
9位:プライメリカ、米国 — 28億1000万ドル
10位:サンラン、米国 — 22億6,000万ドル

 

今年1月、アムウェイのサプライチェーンを統括するブライアン・クラウス氏は、以下の内容を述べている。

・過去5年間を振り返ると、レイオフ、売上ダウン、パンデミックによるサプライチェーンの混乱、強烈なインフレによって、かなりの逆風を受けていた。

ちなみに、上記は2023年の売上だが、2022年の売上から5%減少している。原因はドル高やロシアからの事業撤退の影響が挙げられている。

・2023年の第一四半期に商品の輸送ルートが正常化しだしたこと、また人材の流動も落ち着きだしたこと、インフレもやや落ち着いたことから、2024年は明るい見通しになりそう。

つまり、これまで逆風のなかでも首位をキープしていたというわけ。その逆風がおさまった2024年、さらなる飛躍を目指しているというわけだ。

また、人材、施設、設備への投資も積極的に進めていくようだ。今後3年間で新規の生産施設や研究所、既存施設の改善に1億ドル以上を投資するというアナウンスもあった。グローバルでは「ガンガンいこうぜ」戦略ということですね。

そして、気になる地域別の売上だが、実はアジアに事業が集中しているのである。2022年のデータになるが、全体の78.7%がアジアの売上となっている。理由としては、中国市場の売上が全体の46.2%と、最も多くの比率を占めているからである。

次いで、本社が所在する米国が全体の12.1%、3位が日本で全体の7.3%を占めている。そんな日本市場のトップを務めるのがイリーナ氏で、ブランドイメージを改善するために積極的に表に出ている印象だ。ちなみに、今は腸活推し。

彼女の戦略として、世間に染みついている悪質な勧誘というイメージをできるだけ薄くして、本当に良いものをダイレクトセリングで売るメーカーとしてのクリーンな見せ方を強めるようなブランディングが推し進められている。また、ABOに対してもコンプライアンスやレギュレーション遵守が浸透するような各種施策が行われている状況だ。

くだんの不正流通に対する処分など、ブランド側としても痛みを伴う対策を取っているのは、短期的な視点ではなく、中長期的な視点でビジネスを改善するという戦略を取っているということだ。

つまり、日本市場から撤退するのではなく、息の長い事業を日本で展開するための仕込みに入っているということだ。なので、日本市場からアムウェイが撤退するのでは?と心配している人は、安心してください。むしろ、日本で事業を長く継続するための準備段階だよということ。

ただし、この戦略を鑑みた時に、ABOとして注意しなければならないことがある。

むやみな転売はリスク高し。転売先をよく吟味すべし

アムウェイビジネスをやるうえで、収支をプラスにもっていくには、どうしても買い込みが発生する。これはどのMLMビジネスにおいても、宿命のようなものだ。

そして、買い込んだ在庫をいかにうまく処分するかが、収支プラスのためのキーポイントとなる。前提として、買取業者をうまく利用しなければ、成功は難しいということを覚えておこう。

※以下の記事も参考にしてほしい。

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「じゃあ、できるだけ高価買取してくれる買取業者を使えば良いじゃん」となるわけだが、ちょっと待ってほしい。業者の中には、かなりリスキーな買取店が少なくないのである。

アムウェイ側が特に目を光らせているのは?

前述のとおり、日本アムウェイの戦略として、ABOに対するレギュレーション浸透が推し進めてられており、順次調査(パトロール)も実施されているようだ。

最近の通知を見て欲しい。ここで名指しされているのが5つのサイトである。それは、「メルカリ」「アマゾン」「楽天」「ヤフー」「オークションサイト」だ。

上述の「リスキーな買取店」とは、これらのサイトで商品を再流通させる買取店である。アムウェイはこれらのサイトで売られている商品を監視しており、ここで流通している商品に紐づくABOは、いつ発覚してもおかしくないのである。

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あなたが使っている買取店舗は大丈夫ですか?しっかりと調べてほしい。

店舗名を変更していたりする場合もあるので、例えば上の楽天画面のキャプチャで、ボカシをいれている部分をクリックして、店舗の所在地から逆引きしてみたりすると色々分かるはずだ。また、古物商の許可番号があるなら、それでもGoogle検索してみよう。

一見違う店舗に見えても、よくよく調べてみると楽天やアマゾンに流している店舗だった、というのはよくある話だ。

このような店舗を使うABOが増えると、発覚多発となるわけで。前半で述べた日本戦略を鑑みても、アムウェイの監視が強まる恐れがあるのだ。そうなると、私としてもビジネスが非常にやりづらくなるので、今の時点からでもABO達には買取店選びをマジで真剣にやってほしいのだ。

身バレリスクを徹底的に抑えた買取店を使うべし。

繰り返すが、楽天やアマゾン・メルカリで再流通させるような業者はマジで避けてほしい。では、どのような買取店を選ぶべきなのか?

それは、「自社ホームページでの再販のみ」に徹底している買取店だ。もっと言うなら、それらの買取店に実際に問い合わせをしてみて、信頼のおける応対をするところにするべきだ。

私も多くの買取店舗とやり取りした経験があるが、なんというかホームページの印象がギラギラした感じだったり、「No.1」や「トラブルゼロ」といった謳い文句が前面に出て押しが強そうなところはハズレが多い印象である。

逆に、一見地味だけれども真面目で堅そうなサイトの店舗のほうが良い印象がある。

※イメージです。

そういった店舗に実際に問い合わせてみると、MLMの専門買取店としてプライドを持っていることが感じられ、ビジネスのベストパートナーとして寄り添う姿勢、そしてABOの事情を考慮した提案をしてくれるはずだ。

どの店舗がおすすめなのか、ここで紹介することはしないが、このページにもヒントを入れているので、くまなくチェックするときっかけが見つかるかもしれない。

まとめ

アムウェイは日本から撤退しないけれども、その前に自分がビジネスから撤退とならないよう、下調べはしっかりと。必要なリスクはとりながらも、避けるべきリスクは徹底的に避ける。これがアムウェイビジネスで利益を継続するための秘訣だと思う。

▼以下の記事もご参考に(今更ながら、タイトルの煽りが古いなぁ・・・)。

37amway.hatenablog.com